一般社団法人北海道中小企業家同友会釧根事務所

根室支部、農業環境の現状を学ぶ


 同友会根室支部(福井富士雄支部長)は27日に例会を開き、根室農業協同組合の斉藤光貴参事が報告しました。

 日本は世界最大の農産物純輸入国であり、特定国への依存度が高く世界の食糧受給の影響を受けやすいのが現状です。斉藤氏は「アジア・アフリカを中心とした人口増加と開発途上国の所得水準向上に伴う畜産物需要の増大により、穀物の消費量が増加する一方で耕作面積の減少により生産量自体は鈍化傾向にある。さらに、バイオエタノール需要増大が中長期的な受給逼迫要因になる。2050年には世界人口が90億人に達する見込みが示されており、食糧不足に陥る可能性は否定できない」と食糧事情を分析しました。
 しかし斉藤氏は根室管内が国内有数の恵まれた農業環境にあるとし、「経営環境にどんな変化が生じようとも組織を運営していく上で重要なのは基本姿勢を忘れずに、軸足をしっかりと固定して事業展開するということ。その上で地域がもつ特異性を十分に活用することにより活性化を図ることができるはずだ」と強調しました。

★根室農業協同組合のホームページはこちらです
http://www.ja-nemuro.or.jp/

 

【報告する斉藤氏】

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