南しれとこ支部獏の会(吉川睦之代表)は7月17日に7月例会を開催し、青山商会の青山隆志さん、クリエイトワークスの内藤靖徳さんが裁判員制度について報告しました。 裁判員制度は、市民から無作為に選ばれた裁判員が裁判官と共に裁判を行う制度で、国民の司法参加により市民が持つ日常感覚や常識を裁判に反映することが目的とされています。
内藤さんは「裁判員制度が取り入れられることにより市民の常識が判決に反映される上、集中審議により裁判にかかる時間の短縮を可能にするメリットがある。一方で仕事、育児、学業に支障が出るので裁判員の確保が難しい」と裁判員制度の特徴について報告しました。
また青山さんは「年齢、重病、親族の介護等を除くと基本的には裁判員を断ることはできないが、威勢の強い人が多く発言し、口下手な人、コミュニケーションが苦手な人は思ったことを発言できなくなる可能性も高い。海外にも裁判員制度を採用しているところが多いが、多忙なビジネスマンは不参加が多く、結果的には年金受給者が多くなる傾向がある」と制度に対する問題点を報告しました。