釧路支部は、2月10日に『第13期同友会釧路幹部大学第5講』を開催しました。
受講生自身の生き方を科学的に問いながら自己変革を迫る幹部大学。激変する情勢と課題を正確に認識し、素早く対応する力をつけることを目指しています。
釧路公立大学教授の高嶋さんより、「クスリから釧路へ~その発展の歩み〜」というテーマでお話いただきました。
【釧路発展の歴史について語る高嶋氏】
【全体風景】
◆講演の要旨◆
江戸時代、当時の蝦夷(現:北海道)はアイヌの人々との交易の場所として位置づけられていた。明治時代の「廃藩置県」の流れの中で開拓史を中心とする蝦夷への移民が盛んになり、標茶に集治監などが作られていた。そのような中、硫黄山の硫黄に着目した安田善次郎(安田財閥)が硫黄採掘の為に、民営第一号の鉄道を作り、当時、標茶にあった囚人の労働力を活用し採掘させる。当時は鉄道や蒸気船に使用する石炭を九州から持ってきていたが、安田は春採に炭山があるという噂を知り炭鉱の採掘に取り組む。その結果、見事炭鉱を掘り当て、その炭鉱をきっかけに、今まで漁業が中心だった釧路の町に商業や炭鉱の町として発展することになった。
このような流れの中、漁村であった釧路が発展したポイントとして以下の点を強調されておりました。
?”乎磴暴玄4? が作られたこと(これが硫黄山採掘の労働力となった)
??鳥取からの移民
?0妥珍閏]困?民営第一号となる鉄道を作ったこと
?ぐ妥珍閏]困?炭鉱(太平洋炭鉱)を掘り当てたこと
【講義終了後、高嶋教授に質問をする相田氏】
第6講では、丸成鈴木建業(株)の石森社長が、「社員が主役の会社をつくる〜熱血社長が語る人育て奮闘記〜」というテーマで講演します。