釧路支部共育委員会では、1月12日に『経営指針成分化セミナー第1講』を開催し、当日は11名の参加で行われました。
経営理念を6講の講座で集中して作成することを目的とした今回の講座。募集した結果18名の方々が集いました。今回はその第1講目として『人を生かす経営とは〜中小企業における労使関係の見解から学ぶ〜』というテーマで学びあいました。
当日は、前回の経営指針の勉強会で自分の経営に対する想いを文章にする、またそれを発表することでその想いを経営者自身が再確認していくことの大切さを(有)菅原塗料の菅原社長さんより報告して頂き、その後、メンバー同士の自己紹介の後、『労使見解』に非常に感銘を受けたという釧路鶴ケ岱郵便局の森川局長より、「同友会の基本たる古典(労使見解)を学ぶことの重要性」というテーマでお話いただきました。
森川氏より「労使見解」の全体から学ぶポイントとして
?〃弍弔?どんなに苦しくても他に責任を転嫁することは許されない…経営者の経営責任を明確化
??経営は成り行き任せではいけない…計画にもとづく経営
?C羮?企業においては経営者と社員はパートナー…最も信頼し合える間柄
人間尊重の精神にたち、働きがい、生きがいのある仕事の仕方を追及することを呼びかけしている。
経営者の責務をふまえた上で、社員との信頼関係を築くことができるかどうかが、企業が生き残れるかどうかの鍵。
ということを中心にご報告頂きました。
その後、参加者全員で労使見解の読み合わせを行い、各項目ごとに自社の現状と照らし合わせながら討論を行いました。
次回は、「経営指針作成の手引き」を使用して「経営指針はなぜ必要か〜自立型企業と自主的社員を育てよう〜」というテーマで行います。
【真剣に労使見解を読む参加者】