摩周地区会(竹森英彦会長)は10月27日、10月例会を開催し摩周工産社長の古瀬透氏が経営体験を報告しました。
古瀬氏は、自身が摩周工産を承継するまでを報告し「自動車短期大学(自短)を卒業し、日産のディーラーへ就職した。当時、日産には自短を卒業したサービスマンがおらず、また中学生のころから家業の自動車修理を手伝っていた経験も役立って、非常に重宝がられた。入社時は『一通り全部経験できるだろう』と本社勤務を希望していたが、出張で地方拠点の業務を知ってからはそちらの方が魅力的だった」と当時を振り返りました。
実家の摩周工産に戻ってからについて、古瀬氏は「職歴の長い職工と仕事の進め方で衝突したり、取引業者との『慣例主義』で苦労したが一つ一つ解決してきた。今後の自動車業界はハイブリッド車など、駆動系よりも電気系統が重要になる。車検制度の移り変わりなどもあり、自動車修理業には厳しい時代になることが予想されるが、接客面の改善など人と人とのつながりを重視してリピーターの獲得に活路を見出したい」と報告しました。
▼笑いを交えて報告した古瀬氏