釧路支部(亀岡孝支部長)は21日に11月の昼食会を開き、『私という人物を語る〜過去・現在・未来』と題してハウス工房ナカガワの中川正寿氏が報告しました。同社は、平成15年の創業。住宅の増改築、建築設計デザインを手がける会社です。
氏は昭和39年生まれ。実家は農業を営んでおり、20坪3LDKの住まいに9人が暮らしていました。農家でアルバイトをしながら学業に励む青春時代を過ごし釧路へ。市内の建築業者勤務を経て、平成15年に独立起業しました。
中川さんは「こちらで仕事を選ぶことは一切しない。金額の大小も重要ではない。それよりも大工が大工の仕事しかできないようでは企業は継続しない。仕事の大小に関わらず様々な技術を身につけ、一人で何役もこなす社員の存在が当社の最大の強みだ」とし、多能な社員の存在が重要だと語りました。
また、中川さんは年に5〜6回展示会を開き、そこでお客様に実際に見てもらうことこそが営業だといいます。「支えてくれるすべての人とのつながりで会社は成り立っている。当社の経営理念は『笑顔』『信頼』『共生』です。お客様と社員の笑顔を作ることが使命なのだと思います。そのためにはほんの些細なことでもいいので、普通はここまでやらないだろうとお客様に思っていただけるような仕事をやっていきたい」とし、今後は関連事業の更なる拡大を目指し、顧客満足へこだわり、『感動』を与える会社を創造することを強調しました。