釧路支部みけた会は6月16日に例会を開き、(有)アチーブ取締役の藤田康弘氏が『パンとバスケとわたし』というテーマで講演しました。
藤田氏は自身の経歴を東京での修行時代、研究所での研究時代、独立して工場を営んでいた時代に分けて語りました。藤田氏は「実家であるアチーブに入社して首都圏とのギャップを感じた。職人のレベルアップのために意識を向上させる必要があった」と述べて、「パンの面白い所は一から作るところ。全国どこへいっても同じような材料で同じような技術を使っているが、できあがるものは違う。職人の技術・知識が重要だ」と強調しました。また趣味のバスケットボールについて「チーム全員が『練習して勝つ』という一つの目的のために頑張っている。仕事も同じで、従業員全員で同じ目標を目指してがんばりたい」と語りました。
講演後例会参加者によるグループ討論が行われ、「企業経営における変えるべきものと守るべきもの」というテーマで意見を交わしました。「サービスを向上させて付加価値をつけ、さらに維持していくことが大切だ」「会社を変えるためにはまず経営者が勉強して変わっていくべきだ」など、様々な意見が飛び交いました。
【講師の藤田氏】